〜劇場入り口〜

(右手にマイクを持ったスフレがしたっ!と登場)
スフレ「はーいこんにちはーっ!ロセッティ一座の幻惑の妖精スフレちゃんでーす!今回はみんなが劇を見せてくれるんだって!楽しみだよね〜っ!ってことで、準備中の皆をこっそり直撃!ようすを見てこよーっ!」









○よいこのどうわ・びふぉあー○















〜控え室1〜

スフレ「ここでは台本係の人たちがお話しを作ってるみたいだね〜っ」
(扉をほんの少しだけ開けて中を覗き込む)

ミラージュ「……キャスティングはこれでいいとして、問題はコレですね」
ロジャー「やっぱり、本人を表すわっかりやすいものじゃなきゃダメじゃん?」
ネル「……アイツがいつも持っているもの……といえば……」

三人『鉄パイプ、』「じゃん」「ですね」「だね」

ミラージュ「では、タイトルもコレで決定、ということで…」
ネル「異論なし」

スフレ「……何かよくわかんないけど、大事なことが決定したのかなぁ?」 (首かしげ)



〜控え室2〜

スフレ「ここはいろんな衣装がいっぱいあるよ〜!一体どんな衣装を着るのかなッ?わくわく!」
(衣装に巻かれつつも先へ進む)

アルベル「…………なんだ、これは」
ソフィア「なにって、耳ですよ耳。動物役なんですから、必要です!」
アルベル「…………俺は確か狼だと聞いていたんだがな。それはどう見てもネコにしか見えん」
ソフィア「だってそっちのほうが絶対似合うし可愛いですよ!ね、スフレちゃんも、そう思うよねッ!?」
スフレ「(柏Uられちゃった!?ていうか、気づかれてたッ!?)えっ、あ、え〜とぉ、やっぱりこわーい役なんだから可愛いよりこわーい方が、いいんじゃないか、なぁ…?」
(スフレ、衣装と衣装の隙間からちょっぴり顔をのぞかせつつ、ぼそっと)
ソフィア「ええ〜?そうかなぁ……そっかあ……(しょんぼり)」
アルベル「……例え強制されても絶対にそれは着けん」
スフレ「(なんかヤな雰囲気〜っ!)そ、それじゃみんなっ、頑張ってね〜!!」(逃)



〜ステージ上〜

スフレ「練習も佳境みたいだね〜ッ!!お邪魔になんないようにこっそりと…」
(こそこそ)

(舞台中央、何故かでん、とやたらでかい屋敷のバルコニーらしきセットが鎮座している。バルコニー中央には人影。手を組み上を見上げうるうる)

リーベル「ああッリーダー、貴方はなぜリーダーなんですか!?」
(台詞を言い終わった途端なんだかものすごい勢いで消えるリーベル。と思ったらいつの間にか舞台中央、バルコニーの下にポーズを決めて立っている)

リーベル「おおリィィィダァァァ!!!愛しのジュリエェェェェッ!!!」(叫びすぎて「ト」が聞こえない)

スフレ「……なんだろアレ……劇って、一人芝居なの〜?みんなでやるんじゃないの??」(呆然)

(両手いっぱいに木材やらを持ったスティング登場。どうやら大道具のようだ)
スティング「あースフレちゃん。アイツはな、あーゆー病気なんだ。暫くほっといてやれば治るから、気にしないほうがいいぞ」
スフレ「……へぇ〜……なんだかたいへんなんだねェ……」
(感心しつつも舞台の奇行を見つめるスフレ)

リーベル「おおおおお何故俺をクラウストロ人に生まれさせたぁぁぁぁぁ!!ああでもクラウストロじゃなかったら出会えなかったかもォォォォォ!?」

(再びものすごい勢いでバルコニーに上るリーベル。だが舞台装置がリーベルの勢いに耐え切れず崩壊)

スフレ「……………………」(呆然)



〜再び劇場入り口〜

フェイト「やあ、スフレ。どうだった?みんなの様子は?」
スフレ「……うん、なんか、みんなすごいねー……」(ぐったり)
フェイト「そう?まぁ、楽しみにしててよ。僕たちも頑張るから、さ!」
スフレ「……うん!それじゃ、期待しちゃおっかな!!一座の皆にも伝えとくから、頑張って!フェイトちゃん!!」



――その後。
ロセッティ一座では『鉄パイプとネコ耳が登場する謎のロミオとジュリエット(?)』が公演されるという噂が広まっていたとかいないとか。

どっとはらい。










END





パロディが破天荒ならその裏方も破天荒です。(言い切る)そういえばマトモにスフレ書いたのってこれがはじめてかも…(ぇー)
リーベルとマリアの声が某赤毛と姫様と同じ声なので、想像すると楽しいです(笑)


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